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アルファード30系にも4WD車がラインナップされていますが、4WDが一番活躍するのは雪道ですね。

 

雪がよく降る地域にお住まいの方やよく雪山に出かける方、また数は少ないものの万一の事態を予測してスタッドレスタイヤの準備を考える方も少なくないと思います。

 

スタッドレスタイヤと一言でいっても、メーカーやシリーズによって雪道での性能は変わってきます。

 

この記事では、スタッドレスタイヤ選択のポイントと予算を整理しておきましょう。

目次

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アルファード30系におすすめのスタッドレス

 

ブリヂストン BLIZZAK VRX

 

まず最初にご紹介するのがブリジストンが販売している「BLIZZAK VRX」です。

 

「BLIZZAK」といえば、数あるスタッドレスタイヤの中でもグリップ力に定評があります。

 

VRXは2013年に登場し、2021年の最新モデルでは「VRX3」として販売されています。

 

「BLIZZAK VRX」の特徴は次の3点です。

 

  1. アクティブ発泡ゴム
  2. 非対称パターン
  3. 非対称サイド形状

 

それぞれについて説明してきます。

 

1.アクティブ発泡ゴム

 

「BLIZZAK VRX」にはアクティブ発泡ゴムが採用されています。

 


引用元:https://tire.bridgestone.co.jp/blizzak/vrx/index.html

 

アクティブ発泡ゴムが採用されている一番の理由は、タイヤが滑るのは路面とタイヤの間に雪が溶けて水膜が出来るためです。

 

アクティブ発泡ゴムはタイヤのゴムが水を弾かずにタイヤに用意された水路に水が入り込みやすい構造を持つという特徴があります。

 


引用元:https://tire.bridgestone.co.jp/blizzak/vrx/index.html

 

滑りの原因となる路面の水分を吸い取るので、ブレーキ性能も向上し、従来比氷上及びウエットでの制動距離はともに10%短縮されているとのこと。

 

だから、雪の多い北海道で圧倒的な装着率を誇っているんですね。

 

特にスタッドレスタイヤに磨かれて鏡面状に凍結した日本特有のミラーバーンの性能は突出しています。

 

一時期ミラーバーンなど凍結路面の性能を追求するあまり、新雪の走行性能に難があると言われていましたが、最近ではそんなこともなくなりました。

 

VRXはそんなBLIZZAKの最高グレードで、アクティブ発泡ゴム、新非対称パターンなどによりあらゆる路面状況に対応しますし、ゴムの劣化も少なく、長期間にわたって性能を維持することができます。

 

ただ、良いことばかりではなく、アクティブ発泡ゴムは優れた素材なのですが、耐摩耗性に弱点があります。

 

グリップ性能を得るためにゴムの劣化が避けられないとも言えますが、安全性が高まる分、タイヤの消耗が早くなるので買い替えまでの期間が早くなることは覚悟しておいた方が良いかもしれませんね。

 

2.非対称パターン

 

VRXのトレッドパターンは左右対象ではありません。

 


引用元:https://tire.bridgestone.co.jp/blizzak/vrx/index.html

 

しかし、このパターンのおかげで氷雪面でもしっかりとグリップことに貢献しているのです。

 

3.非対称サイド形状

 

左右対称ではないサイド形状により、ふらつきを軽減することによる直進安定性が向上するだけでなく、乗り心地も向上させ、更に燃費性能に関しても従来比10%向上しています。

 

次は、「BLIZZAK VRX」の市場価格を確認してみましょう。

 

《BLIZZAK VRXの市場価格》

 

VRXはとてもいいスタッドレスなのですが、最大の問題は価格です。

 

いいものは高いとは言いますが、それなりのお値段になります。

 

エアロ仕様車の235/50R18でみると、楽天市場最安値で、送料別・税込 38,960円でした。

 

 

Xとエアロ仕様車以外は225/60R17ですが、これが送料込・税込 28,360円。

 

 

 

Xが215/65R16ですが、これだと送料別・税込 26,400円とかなりお安くなります。

 

 

 

 

ヨコハマ アイスガード6 iG60

 

アルファード30系用のスタッドレスとして、VRXに対抗するのがヨコハマの「アイスガード6 iG60」です。

 

「アイスガード6 iG60」の特徴は次の5点。

 

  1. 氷上性能向上
  2. グリップ性能の長期化
  3. 燃費性能向上
  4. ウエット性能向上
  5. 静粛性向上

 

 

それぞれについて見てみましょう。

 

1.氷上性能向上

 

「アイスガード6 iG60」は従来品との比較で氷上性能が15%向上しています。

 


引用元:https://www.y-yokohama.com/product/tire/iceguard_6/

 

雪道を走行する上で一番恐ろしいのは雪ではなくアイスバーンです。

 

アイスバーンは氷そのものですので、雪とは比べ物にならないほど滑ります。

 

アイスバーンでは4WDだからといってグリップが強いわけではありません。

 

一度滑り出すと、2WDも4WDも同じです。

 

「アイスガード6 iG60」ですが、アイスバーンでの氷上性能を従来比15%向上させているのが「非対称パターン」と「プレミアム吸水ゴム」です。

 

2.グリップ性能の長期化

 

「BLIZZAK VRX」でもお伝えしましたが、氷上グリップ性能が向上することのトレードオフとして耐摩耗性が劣化するとお伝えしました。

 

それが、「アイスガード6 iG60」では4年が経過しても新品時の性能をキープするというのです。

 

スタッドレスタイヤはゴムが経年で硬化するためグリップ性能を維持することが難しいといわれています。

 

しかし、「アイスガード6 iG60」ではオレンジオイルSを採用することでゴムの性能劣化を遅らせているというのです。

 

 

これもスーパー吸水ゴムと非対称パターンという正攻法で、氷上性能ではVRXに一歩譲るかもしれませんが、スタッドレスが比較的苦手にしているウェット面での性能に優れています。

 

3.燃費性能向上

 

ノーマルタイヤと比較して、スタッドレスタイヤは抵抗が大きいため燃費を悪化させる要因となっています。

 

燃費性能を向上させている要因は「新・低発熱ベースゴム」にあります。

 

燃費は「新・低発熱ベースゴム」により夏用タイヤと遜色ないレベルになっているということです。

 

4.ウエット性能向上

 

ウエット性能向上に効果をもたらしてるのは「プレミアム吸水ゴム」です。

 

「プレミアム吸水ゴム」については、冒頭の氷上性能のところでもデてきましたが、路面とタイヤの間に出来た水膜を吸収することでタイヤと路面の接地性を向上させているのです。

 

この接地性が向上したことにより制動距離は従来比5%短縮されたとのことです。

 

引用元:https://www.y-yokohama.com/product/tire/iceguard_6/

 

5.静粛性向上

 

タイヤと路面の接地面積が増え、グリップが良いということは、路面から受ける情報が増えるということに繋がりますのでロードノイズが車内に入りやすいというです。

 

「アイスガード6 iG60」ではタイヤ表面のパターンを見直すことでノイズの発生を抑えることに成功し、従来比ですが、パターンノイズから発せられるエネルギーを約33%低減し、その結果車内に入り込むノイズを減らすことで静粛性を向上させています。

 

 

次は、アイスガードの最新モデルでは氷上性能が史上最高となっていますので、「アイスガード7 iG70」の市場価格を確認してみましょう。

 

 

《アイスガード7 iG70の市場価格》

 

アイスガード7はVRXと比べて比較的安価だったのですが、アイスガード7 iG70はVRX3とあまり価格差がなくなっています。

 

235/50R18が、楽天市場最安値で、送料込・税込 39,100円で、

 

 

 

225/60R17が送料別・税込 28,870円

 

 

Xが215/65R16が送料別・税込 22,330円ですから、かなりエコノミーです。

 

 

 

ミシュラン X-ICE XI3

 

アルファード30系用のスタッドレスとして3番目に紹介するのは「ミシュラン X-ICE XI3」です。

 

「ミシュラン X-ICE XI3」の特徴は、ホームページ定では、ここまでご紹介したブリジストンやヨコハマタイヤと大きく違いはありません。

 

しかし、口コミ情報を考慮すると氷上以外の性能に優れることのようです。

 

ドライ面、ウェット面とも圧倒的な走行性能で、しかも耐摩耗性も高いものがありますから、雪があまり降らない地域ではこちらを選ぶ方がいいかもしれません。

 

もちろんミシュランという一流メーカーのスタッドレスですから、ブリヂストン、ヨコハマには劣るものの、十分な雪上、氷上性能は備えています。

 

ホームページ上での性能評価としては、「高速安定性」と「静粛性能」の2点が挙げられています。

 

次は、「X-ICE XI3」の市場価格を確認してみましょう。

 

《X-ICE XI3の市場価格》

 

X-ICE XI3の問題点は価格が高いということで、235/50R18が、楽天市場最安値で、送料込・税込で32,867円となっています。

 

 

225/60R17が送料込・税込 12,732円。

 

 

215/65R16が送料込・税込  14,300円。

 

 

 

ピレリ ICE ASIMMETRICO

 

最後になりますが、アルファード30系用のスタッドレスとして、個人的におすすめなのはピレリです。

 

凍結路面の性能ではブリヂストンやヨコハマには劣りますので、雪がよく降る寒冷地や雪道走行する機会が多い場合はブリジストンやヨコハマを選ぶ方が良いでしょう。

 

しかし、年に1回から2回程度しか雪道を走る機会がないという場合は、ドライの路面やウエットの路面を走る機会が大部分だと思います。

 

「ICE ASIMMETRICO」は、滑った場合でもコントロールの失い方が緩やですし、雪道以外の路面、特にウェット面での性能は特筆すべき特徴をもっています。

 

しかも耐摩耗性が高く、何よりのメリットは非常に安価ということも個人的には魅力を感じる部分でもあります。

 

次は、「ICE ASIMMETRICO」の市場価格を確認してみましょう。

 

 

《ICE ASIMMETRICOの市場価格》

 

驚かないで下さいよ。ICE ASIMMETRICO、235/50R18が、楽天市場最安値で、送料込・税込 15,180円。

 

 

225/60R17が送料込・税込 11,630円、

 

 

215/65R16になると、1万円を大きく割り込んで送料込・税込 10,340円です。

 

 

 

ここまで楽天市場で販売されているスタッドレスタイアをご紹介してきましたが、下記のフジ・コーポレーションのサイトも参考にしてみて下さい。
車種とスペックを入力すると該当する商品が見つかるようになっています。

↓↓


>> フジ・コーポレーション公式サイト

 

 

 

アルファード30系のインチダウンのススメ

 

価格をご覧になればわかると思いますが、インチが大きくなって扁平率が上れば、スタッドレスタイヤも圧倒的に高価になってきます。

 

また、扁平率が高いほど走行方向の接地面積が少なくなりますから、グリップは悪くなる方向に働きます。

 

さらに、平坦な路面ではないので、扁平率が高いタイヤだと、路面のでこぼこを拾って乗り心地が著しく悪化する可能性があるのです。

 

インチダウンするのであれば、アルファード30系の場合、どのモデルでもブレーキシステムは同じですから、Xの16インチ65扁平までなら問題なくインチダウンすることができるのです。
アルファード30系のスタッドレスタイヤを選ぶときは、とにかく雪上、氷上性能重視か、乾燥路、ウェット面重視か、など、自分の求める性能を良く考えて選ぶといいでしょう。

 

ミラーバーンが頻発するシチュエーションなら少し高くてもVRXがいいかもしれませんし、たまに雪が降る地方なら、ミシュランやピレリの方が満足感は高いかもしれませんね。

 

 

まとめ

 

アルファード30系おすすめなスタッドレスタイヤをご紹介しました。

 

各メーカーのスタッドレスタイヤをご紹介したわけですが、スタッドレスタイヤを選ぶ際は、価格だけで考えるのではなく、雪道やアイスバーンをどの程度走る機会があるのかを考えて購入することが重要です。

 

雪道やアイスバーンを走る機会が多い場合は、ブリジストンやヨコハマのスタッドレスタイヤを選択したほうが無難でしょう。

 

しかし、年に数回しか雪道やアイスバーンを走る機会がない場合は、タイヤの摩耗やロードノイズ、燃費、価格も考慮にいれて考えるほうが良いと思います。

 

参考になれば幸いです。

 

アルファードを限界値引きから更に安く購入する方法!

30系アルファードが発売されて7年が経過し、2018年はじめにはビックマイナーチェンジが行われ、2023年中頃にはフルモデルチェンジが噂されています。

 

アルファードのフロントグリルは前期モデル以上に大きくなりました。

 

ただ、アルファードは最高級ミニバンと言われるだけあって高級感を味わえる反面、価格の方も随分と高価となっています。

 

アルファードのオーナーの中には値引き額は気にしなくても購入できる方が多いのかもしれませんが、「何とかしてアルファードに乗りたい」との思いから購入されている方もいらっしゃると思います。

 

30系アルファードの値引き幅も発売当初と比べて広がってきたとはいえ、まだまだ高額には変わりありません。

 

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